仏法考察



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[204] 本仏・本尊論⑪

投稿者: 法介 投稿日:2018年 9月23日(日)06時06分24秒   通報    編集済


三身の法門

“三千塵点劫”と“五百塵点劫”の関係をわかりやすく図に示すと、

   <法華経の三身>
  方便品---三千塵点劫    ---仮諦 応身
  寿量品---五百塵点劫    ---空諦 報身
  お題目---九識心王真如の都 ---中諦 法身

となり、法華経も三身で成り立っているのではないかと法介は推測します。
先に説明しました、御本尊の「仏の用の三身」、

   <仏の用の三身>
  曼荼御羅本尊  ---応身---仮諦
  一念三千の法門 ---報身---空諦
  南無妙法蓮華経 ---法身---中諦

それに対する「凡夫の体の三身」、

   <凡夫の体の三身>
     凡夫              境智冥合
  凡夫の仮諦の十如是 (方便品)仮観 → 仮諦
  凡夫の空諦の一念三千(寿量品)空観 → 空諦
  九識の南無妙法蓮華経(お題目)中観 → 中諦
                     無作の三身

で、三諦が互具して三三九諦となるのと同様に、
三身も互具するということになるかと思います。

 http://mh357.web.fc2.com/6-1.html (三三九諦の図)

こうしてみると法華経は、迹門方便品は声聞・縁覚に向けて説かれ、
本門寿量品は、末法の地涌の菩薩に向けて説かれているように思われます。
実際、大聖人様も『法華取要抄』の中で、

 「問うて曰く誰人の為に広開近顕遠の寿量品を演説するや、
  答えて曰く寿量品の一品二半は始より終に至るまで正く滅後衆生の為なり
  滅後の中には末法今時の日蓮等が為なり、」

  [現代語訳]
  問うて言う。釈尊は誰のために広開近顕遠の寿量品を説いたのか
  答えて言う。寿量品を中心とした広開近顕遠の一品二半は初めから終りに至るまで、
  まさしく釈尊滅後の衆生のために説かれたのである
  滅後の中では、末法今時の日蓮等のためである

と、仰せになっています。ここでいう「日蓮等」とは、
末法に出現する「地涌の菩薩」を指していることは言うまでもありません。

十界論でいうところの、「声聞・縁覚・菩薩・仏」とは、実は

  方便品---仮諦---理の一念三千 (声聞・縁覚)
  寿量品---空諦---事の一念三千 (菩薩)
  お題目---中諦---(無記)   (仏)

なのかも知れませんね。


つづく

http://mh357.web.fc2.com/


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